胃から分泌される胃酸が、食道に逆流することで引き起こされる食道粘膜の潰瘍やびらんなどの炎症をさします。
近年では食道に所見がないにもかかわらず、GERDと同様の症状がみられる、非びらん性逆流性食道症(NERD)の存在も明らかになりました。欧米に多かったのですが、近年の日本人の生活の欧米化から、非常に増加しています。
胃から分泌される胃酸が、食道に逆流することで引き起こされる食道粘膜の潰瘍やびらんなどの炎症をさします。
近年では食道に所見がないにもかかわらず、GERDと同様の症状がみられる、非びらん性逆流性食道症(NERD)の存在も明らかになりました。欧米に多かったのですが、近年の日本人の生活の欧米化から、非常に増加しています。
・胸焼け
・呑酸(すっぱい胃液が上がってくる)
・嚥下時痛
・呑み込むときに使える感じがする
・げっぷを伴うことが多いが、症状をまったく自覚しないことも多い
・非心臓性胸痛 : 胸痛といえば心疾患(心筋梗塞や狭心症)を考えますが、
GERDは非心臓性胸痛の40%をしめるとの報告もあります。
・喉頭違和感 : 胃酸が逆流することで常にのどにイガイガした感じがする状態。
・慢性咳嗽、気管支喘息 : 胃酸が逆流することで、気道過敏性が高まり、症状が誘発されます。
Fスケールという問診表からほぼ診断が可能です。
最も信頼度の高い診断法は、内視鏡検査で直接食道の状態を観察することです。
![]() |
【正常の食道】 |
![]() |
【軽度の粘膜障害(GradeA)】 |
![]() |
【中程度の粘膜障害(GradeB)】 少なくとも1ヵ所の粘膜障害の長径が5mm以上あり、 それぞれ別の粘膜ヒダ上に存在する。 |
1. 食道下部括約筋 Lower oesophageal sphincter : LES の一時的あるいは慢性的な弛緩、機能低下。
2. 食道の蠕動の低下。
3. 暴飲暴食や肥満、便秘などによる腹圧の上昇による胃の内圧の上昇。
・食べ過ぎないことや、食後すぐに横にならない(夕食は睡眠3時間前までにすませる)こと。
・原因となる胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬)がもっとも有効。
・手術療法は安定した成績が得られていない。